最新トレンド: バウレットバッグ＆バレルバッグ

トートバッグとオーバーサイズバッグがトレンドだった2023年。機能性に優れたバッグが今シーズンも引き続き注目されており、ヴィンテージの魅力が落とし込まれたトランクスタイル、ラウンド型のバッグが幅広く展開しています。日常必要なものがすべて収納できることが大切であり、今シーズンのバッグのトレンドはこの点を反映しています。よく似ているバウレットバッグとバレルバッグですが、この2つのバッグは2024秋冬シーズンのマストハブであり、ワードローブに新しいバッグを追加するなら覚えておいてほしいアイテムとなります。今回の特集ではバウレットバッグとバレルバッグのトレンドとしてのルーツを紹介しながら、グッチのバウレットやミニマルなシリンダーバッグ、触り心地がいいクロスボディバッグなど、今最も注目されているモデルを提案していきます。自分のスタイルに一番合うバウレットバッグ、バレルバッグを選ぶためのヒントや、すでにクローゼットにあるアイテムと新しいバッグを上手にスタイリングするアイデアなどをこの特集で発見してください。

バウレットバッグはトランクバッグとしても知られており、長い間ラグジュアリーの世界に登場していました。バウレットバッグの歴史はイギリス庶民院まで遡ります。洗練性と多用途性が絶妙に融合しているバウレットバッグは、スタイルと機能性も兼ね備えています。1920年代に人気を博したバウレットバッグは、その後、オードリー･ヘップバーンなどのトップスターたちの定番ハンドバッグとして、アイコン的地位を獲得しました。構造的な形とエレガントなデザインが特徴的なトランクバッグは収納性も高く、当時は主に短距離の移動や旅行用のバッグとして使用されていました。上質なレザーと生地でつくられているバウレットバッグは、実用的かつ時代を超越するタイムレスな美しさを兼ね備えていますが、一方で耐久性のある合成素材でつくられているモデルは、より丈夫でアクティブなライフスタイルに取り入れることができます。
このバッグがトレンドになる理由は、必需品をすべて収納し、上部をジップで閉めるだけですぐに出かけることができる点です。シリンダーバッグ、またはチューブバッグとも呼ばれるバレルバッグは、バウレットバッグを小さくした、洗練されたダッフルバッグ風のバッグです。1960年代にルイヴィトンが初めて発表したバレルバッグは、未来的で気品あるその形状がトレンドとなった、1990年代～2000年代初頭にかけて人気を博しました。1990年代や2000年代初期のノスタルジックなスタイルが再解釈され復活している今、遊び心ある長方形の形をしたチューブバッグをどのように取り入れるのがトレンディなのでしょうか。独特な形状でありながら十分な容量も兼ね備えているこれらのバッグは、個性と実用性を大切にするスタイルにぴったりです。トレンディなバウレットバッグは長方形の形状とカチッとした構造が特徴的で、よりしなやかで丸みを帯びているバレルバッグはチューブバッグとも呼ばれています。それぞれの好みや必要とする機能に基づいて、バウレットバッグ、バレルバッグから選択することができます。