スリングバックシューズ: トレンド＆スタイリング方法

かかとや足首のストラップが足をしっかりとサポートし、その絶妙な肌の露出で魅力を高めるスリングバック。ハイヒールモデルでもストラップのおかげで心地よく実用的に着用でき、かかとが露出したスリングバックは、暑い季節でも涼しく履くことが可能です。クラシックなスリングバックはつま先がクローズしているタイプが多いですが、オープントゥのようなつま先が開いたモデルなど、現在はさまざまなバージョンが展開されています。つまりスリングバックシューズは、さまざまなシーンで活躍してくれる優秀シューズといえます。

スリングバックはさまざまなブランドがそれぞれの解釈で進化してきました。特定の人物がスリングバックを生み出したわけではありませんが、スリングバックを人気シューズの座へと押し上げた一人の人物がココ･シャネルであり、今ではアイコンとしてその存在を確立しているツートーンカラーのスリングバックを1957年に発表しています。つま先に黒が落とし込まれたベージュのスリングバックは、脚を長く見せ、つま先からかかと部分がコンパクトに見えるようにデザインされています。現在はあらゆるニーズに対応する、さまざまなヒールの高さのスリングバックが存在します。日常使いやカジュアルな外出時にぴったりな、バレリーナスタイルやパンプス系のスリングバック。オフィスルックやビジネスシーンに少しラグジュアリーな雰囲気を出すなら、ブロックヒールを施したスリングバック、もしくはローヒールのスリングバックが最適です。また特別な機会にはピンヒールのクラシカルな黒のスリングバックを選べば、最高のエレガンスを演出できるはずです。

スリングバックがトレンディな今シーズン。アウトフィットにスリングバックをどのように取り入れるかを知っておくことが大切です。日常の装いをレベルアップするなら、45mmのヒールを備えたグッチのSignoriaレザースリングバックパンプスがぴったり。ジャクムスのLa Chemise Barco ポプリンシャツのような白いシャツと、‘S Max MaraのLilly ハウンドトゥースストレートパンツに合わせてみてください。オフィスで働く日はヒール20mmのCarelが手がけるPeche パテントレザースリングバックメリージェーンを選んで。白のスリングバックシューズにはThe Frankie ShopのBea オーバーサイズボクシースーツブレザーのようなクラシックなブレザーに、The Attico (アティコ)のフォーマルギャバジンパンツを合わせてみてください。

もし大切なイベントが控えているなら、Amina Muaddi (アミナ モアディ)のシューズコレクションを覗いてください。モアディが展開する95mmのヒールを備えたミラーレザースリングバックパンプスは、どんなルックも次のレベルへと引き上げてくれます。ジャックムスのシアーなLa Robe Maille Nodoロングドレスを着てシルバーのスリングバックパンプスに足を滑らせたら、ボッテガヴェネタのSmall Drop シルバーピアスが完璧なルックへと導きます。

スリングバックはどの季節でも使える万能シューズです。夏は20mmのヒールを備えたGanni (ガニー) のFeminine チャンキースリングバックフラットシューズに、Matteauのコットンギャザーロングドレス、Rabanne (ラバンヌ)のピクセルメッシュショルダーバッグを合わせます。冬のスタイリングはWolford (ウォルフォード) のブラックタイツをシンプルに合わせて、より プレッピーな雰囲気を醸し出したいなら、白いチューブソックスにスリングバックを履いてみてください。

スリングバックはそれぞれの場面に適したヒールを選び、ドレスコードを守りながら快適に過ごすことが大切です。オフィスでの日々や街を歩く日は、履き心地に優れたフラットヒールや低めのヒールを選びます。15mmのヒールを備えたグッチのHorsebit キャンバススリングバックフラットシューズは、履き心地だけでなく気品ある印象も与えます。スタイルを損なうことなく、安定感と快適さを提供するブロックヒールのスリングバックシューズは、きちんとした印象が必要な長時間の立ち仕事に最適です。45mmのミドルヒールを備えたRoger Vivier (ロジェヴィヴィエ) のラッカードスリングバックは、さまざまなルックに合わせることができる優秀なシューズです。70mmのヒールが魅力的なマノロブラニクのアイコンシューズHangisli サテンスリングバックパンプスを履けば、あなたの中のキャリー･ブラッドショーを演出できます。ウェディングパーティーからフォーマルなディナーまで、ハイヒールのスリングバックはフォーマルな場面で最高のエレガンスを生み出すシューズです。