自分の体型に一番似合うジーンズはどれ？2025年の最新デニムトレンドが気になる？おしゃれなジーンズを選ぶとき、誰もが一度は悩むポイント。ジーンズは、どんなスタイルにも取り入れやすく、時代を超えて愛される定番のファッションアイテム。もともとは作業着として誕生したが、時代とともに進化し、若者の反抗の象徴となり、マストハブアイテムへと変化。そして今では、シックで多機能なファッションピースとして欠かせない存在になっている。ワイドレッグやブーツカット、ビンテージ風からランウェイスタイルまで、自分の体型に合う理想の一本を見つけるための完全ガイドをお届け。トライアングル、アワーグラス、レクタングルなど、さまざまな体型に合うデニムを解説。さらに、2025年の最新ジーンズトレンドと、旬のスタイリングテクニックも紹介。あなたにぴったりの一本を見つけて、ファッションを格上げしよう。
体型に合うジーンズの選び方
理想のデニム選びは意外と難しいもの。トレンドや好みも大切だけれど、自分のシルエットに合った一本を選ぶことが何より重要。体型にフィットするジーンズのスタイルをチェックして、ベストなシルエットを見つけよう。
洋ナシ体型（トライアングル）に合うジーンズ
洋ナシ体型、またはトライアングル型の体型は、細いウエストと丸みのあるヒップが特徴。ビヨンセ（Beyoncé）、リアーナ（Rihanna）、ジェニファー・ロペス（Jennifer Lopez）などのセレブもこのシルエットを持ち、ワイドレッグやブーツカットジーンズを取り入れることで、脚長効果を演出している。ダークカラーや均一なウォッシュ加工のデニムを選ぶと、視覚的にスリムな印象を作り出し、全体のバランスを美しく整えてくれる。
逆三角形（アップル）体型に合うジーンズ
逆三角形、またはアップル体型は、上半身にボリュームがあり、ウエストや脚が細めの体型。アデル（Adele）、クイーン・ラティファ（Queen Latifah）、シドニー・スウィーニー（Sydney Sweeney）などがこの体型の代表的な例。ハイウエストジーンズやウォッシュ加工が特徴的なデニム、刺繍や装飾、カフ付きデザインのジーンズが最適。ウエストを強調し、視覚的にお腹周りをすっきり見せることができる。快適さを求めるなら、少しストレッチが効いたデニムを選ぶのがベスト。スキニージーンズのようなタイトすぎるデザインは、上半身と下半身の差を強調してしまうので避けると良い。ワイドレッグ、フレア、ストレート、またはマムフィットのジーンズは、バランスよくシルエットを整えるスタイル。
アワーグラス体型に合うジーンズ
アワーグラス体型は、ウエストが引き締まり、肩とヒップがバランスよく調和しているのが特徴。ソフィア・ヴェルガラ（Sofia Vergara）、スカーレット・ヨハンソン（Scarlett Johansson）、キム・カーダシアン（Kim Kardashian）などがこの体型の代表的な例。スキニージーンズ、フレアジーンズ、ブーツカットジーンズは、自然なカーブを強調し、アワーグラス体型を美しく引き立てる。ワイドレッグジーンズは、逆に特徴を隠してしまうことがあるので注意が必要。フィット感のあるデニムに、きちんとしたデザインのブレザーやタイトなトップスを合わせることで、エレガントで女性らしい印象を与えることができる。カジュアルでありながらシックなコーディネートを作るなら、ジーンズにクロップトップやゆったりしたセーターを合わせ、ヒールやアンクルブーツでスタイルを引き締めるのがオススメ。
長方形体型に合うジーンズ
長身でスリムな体型の代表とも言えるキャメロン・ディアス (Cameron Diaz)、グウィネス・パルトロウ (Gwyneth Paltrow)、アン・ハサウェイ (Anne Hathaway) のような“長方形”タイプの体型には、ボリューム感やテクスチャー、装飾ディテールを活かして曲線を演出するのがポイント。バックポケットの形や特徴的なステッチ、刺繍や飾りが入ったデザインを選ぶと、動きが出て立体感が増す。ストレート、スリム、スキニーのデニムにフリンジやカフディテールがあるものを選べば、シルエットに動きが加わり、洗練された印象に。逆にブーツカットやパラッツォタイプは体のラインを平坦に見せがちなので避けたほうがベター。
2025年のトレンドジーンズ＆着こなし術
2025年のデニムトレンドは、ランウェイで注目を集め、定番スタイルの復活とともに、新たなデザインがファッションの常識を塗り替えている。Y2Kファッションからインスパイアされたノスタルジックなブーツカット、70年代の自由なムードを感じさせるフレアデニムなど、個性に合わせて選べるスタイルが勢ぞろい。リラックス感のあるワイドレッグや定番スキニー、ゆるっとしたバギーフィットも引き続き人気。今年はどんな好みのスタイルにもぴったりの選択肢が豊富に揃っている。ここからは、2025年のデニムトレンドをリードするトップデザイナーやセレブのスタイルをチェックしていこう。
Bブーツカットジーンズ：Y2Kファッションの再来
2000年代初期からそのまま戻ってきたブーツカットジーンズは、瞬く間にセレブの定番アイテムに。ベラ・ハディッド (Bella Hadid) やケンダル・ジェンナー (Kendall Jenner) などのスタイルアイコンたちも愛用中。太もも周りはフィットし、膝下からゆるやかに広がるシルエットが特徴で、スタイルを美しく引き立ててくれる。特にハイウエストのデザインは、エレガントでバランスの取れたシルエットを演出。逆にローライズのブーツカットなら、2000年代らしい雰囲気をしっかりと再現できる。ハイヒールのパンプスと合わせれば、リラックス感がありつつも洗練されたコーディネートに仕上がる。今っぽく着こなすなら、フィット感のあるクロップトップ、オーバーサイズのブレザー、アイコニックなスニーカーをプラスするのがおすすめ。
フレアジーンズ：ベルボトムがカムバック
60〜70年代を代表するデニムスタイル、フレアジーンズが人気再燃。ヴァネッサ・ハジェンズ (Vanessa Hudgens) やジジ・ハディッド (Gigi Hadid) などの海外セレブが取り入れたことで、ファッションシーンで再び注目を集めている。ブーツカットよりも裾が大きく広がるデザインで、脚をスラッと長く見せてくれるのが特徴。レトロな雰囲気がありながらも、今のファッションに自然に溶け込む万能アイテム。定番のブルーデニムはもちろん、春夏にぴったりのライトウォッシュや、上品な印象のベージュ・エクリュ・ホワイトなどのニュートラルカラーも人気。ボヘミアンなスタイルを楽しむなら、ブラウスやデニムジャケット、ウェッジサンダルや厚底ブーツを合わせるのがおすすめ。今っぽく着こなすなら、ビビッドカラーやレトロ柄を取り入れて、トレンド感をプラスしてみて。
スキニージーンズ：再び注目の定番シルエット
定番アイテムとして長く愛されてきたスキニージーンズが、2025年に新たなスタイルと素材で再注目されている。Balenciaga は、ダメージ加工やアシンメトリーなカット、ロゴデザインを取り入れ、ストリート感あふれるスキニージーンズを提案。Amiri は、90年代のロックテイストを意識し、チェックシャツやライダースジャケットと合わせたスタイルを展開している。スキニージーンズはウエストから足首までタイトにフィットし、脚のラインを美しく引き立てるのが特徴。シンプルながらも幅広いコーデに対応でき、ロングブーツやスニーカー、サンダル、ヒールなど、どんなシューズとも相性抜群。ケンダル・ジェンナー (Kendall Jenner) は、オーバーサイズのセーターとアンクルブーツを合わせたスタイルで、ストリートファッションの定番として人気を集めている。ヘイリー・ビーバー (Hailey Bieber) もミニマルなコーデの一部としてスキニージーンズを愛用し、ライトウォッシュのデニムにストラクチャードブレザー、白スニーカーやヒールを合わせた洗練された着こなしを披露している。
バギージーンズ：リラックス感とこなれ感を両立
ビリー・アイリッシュ (Billie Eilish) やリアーナ (Rihanna) も愛用するバギージーンズは、ストリート感あふれる個性的なスタイルと抜群の履き心地が魅力。ゆったりとしたオーバーサイズのシルエットが特徴で、ファッションに快適さと自分らしさを求める人々に支持されている。ルーズなフィット感とボリューム感のあるデザインが都会的でモダンな雰囲気を演出。スタイリングは自由度が高く、フィット感のあるボディスーツやクロップトップ、オーバーサイズシャツ、シンプルなTシャツと合わせれば、抜け感のあるミニマルシックな着こなしに。さらに、ベースボールキャップをプラスすると、こなれたストリートスタイルが完成する。人気のカラーは、90年代ムードを演出するライトビンテージデニム、カジュアルに馴染むミディアムウォッシュやストーンウォッシュデニム、そして一年中活躍するブラックやアンスラサイト（ダークグレー）デニム。どんなシーズンでもエッジの効いたスタイルを楽しめる万能アイテム。
ホワイトジーンズ：春夏コーデの必須アイテム
春夏シーズンに欠かせないホワイトジーンズは、ロージー・ハンティントン＝ホワイトリー (Rosie Huntington-Whiteley) やメーガン・マークル (Meghan Markle) などのセレブにも愛される定番アイテム。軽やかなシャツやパステルカラーのブレザーと合わせたり、オールホワイトコーデで洗練された印象に仕上げたりと、エレガントな着こなしが楽しめる。ハリー・スタイルズ (Harry Styles) は、ワイドレッグやハイウエストのホワイトデニムをエアリーなブラウスやヴィンテージローファーと合わせ、ジェンダーレスなスタイルに落とし込んでいる。Jacquemusは流れるようなミニマルなシルエットのホワイトデニムを展開し、Totemeは洗練されたシックなカットで、上品さとカジュアルさを兼ね備えたスタイルを提案、Chloéはフェミニンなワイドシルエットにサステナブルな素材を取り入れ、Acne Studiosはシンプルでリラックス感のあるホワイトデニムを展開し、環境に配慮したファッションを求める人々から支持を集めている。
フレイドヘムジーンズ：ボヘミアンな抜け感をプラス
今シーズン、フリンジヘムジーンズが再び注目のアイテムに。インフルエンサーやセレブたちに支持される理由は、そのボヘミアンシックな魅力。リネンシャツやクロシェトップ、フリンジ付きジャケットと合わせれば、ナチュラルで自由な雰囲気を演出できる。足元はレザーのフラットサンダルやウェスタンブーツを合わせると、ロマンティックなスタイルが完成。Frameは、ストレートやブーツカットのミニマルなデザインで、デイリーに使いやすい洗練されたシルエットを提案。Isabel Marantは、ユニークなカットとストーンウォッシュ加工でボヘミアンなムードをプラス。Citizens of Humanityは、ワイドレッグやリラックスフィットのデザインを展開し、都会的で洗練された着こなしにぴったりなスタイルを提案している。
バレルジーンズ：アワーグラス＆洋ナシ型体型（トライアングル）にぴったり
バレルジーンズは、2025年のトレンドの中でも特にユニークで革新的なスタイル。太もも部分にボリュームを持たせ、足首に向かって細くなる丸みのあるシルエットが特徴で、特にハイウエストや腰のくびれがある体型（Xライン）や三角形のボディタイプにぴったり。スタイリングも簡単で、カジュアルに着こなすならTシャツとスニーカーを合わせて抜け感のあるコーデに。シルクシャツやキトゥンヒールをプラスすれば、エレガントな雰囲気にも仕上がる。Agoldeは、ソフトなラインと洗練されたディテールが特徴のバレルジーンズを展開。さらに、エコフレンドリーなデニムを使用したサステナブルなコレクションも増えており、環境意識の高いファッション愛好者からも注目を集めている。
カフドジーンズがふたたびトレンドに
カフドジーンズが2025年の注目デニムトレンドとして再浮上。裾を折り返すこのクラシックなディテールが、現代的なエッセンスを加え、デザイナーやファッション愛好者たちを魅了している。Ganniは、ボリューム感のあるシルエットや遊び心のあるデザインを取り入れ、フェミニンで若々しいスタイルにアップデート。デニムジャケットやテーラードブレザーと合わせると、抜け感のある大人カジュアルに。ローファーやバレエシューズとも相性抜群で、簡単にカジュアルシックな着こなしが完成する。ストレート、ボーイフレンド、ワイドレッグ、スリムと、どのシルエットでも取り入れやすく、裾を折り返すだけで足首をさりげなく見せる上品なスタイルが楽しめるのも魅力のひとつ。
