ドレスコードとスタイルガイドライン

• ブラックタイ – 最もフォーマルなドレスコード。男性はタキシードにボウタイを、女性はエレガントなロングドレスを選ぶのが基本。.
• カクテルアタイア – 洗練されつつもややカジュアルなスタイル。男性はダークカラーのスーツにネクタイを合わせ、女性はミディ丈またはロング丈の上品なシルエットのドレスが理想的。
• カジュアルシック –カジュアルなウェディングや屋外でのセレモニーに最適。男性は異なるアイテムを組み合わせたセットアップが好ましく、女性は軽やかでエレガントなドレスを選ぶと、ガーデンウェディングやビーチウェディングにもぴったり。
• ボヘミアンシック – 屋外ウェディングでよく指定されるスタイル。ナチュラルな素材のフローティングドレスやフラワプリント、ヴィンテージ風のアクセサリーを取り入れた、ロマンティックでこなれ感のあるルックが特徴。

注意すべきポイント

どんなにエレガントなコーディネートでも、細かい部分を見落とすと場違いな印象になってしまうことも。ウェディングで避けるべきファッションのNGポイントをチェック。

• 白（またはオールホワイト）を着る– 白は花嫁のための特別な色とされているため、カップルから指定がない限り避けるのがマナー。
• ネオンカラー – 鮮やかすぎる蛍光色は視線を奪いがち。代わりに、ミッドナイトブルー、セージグリーン、ソフトなパステルカラーなどの上品な色を選ぶのがベター。
• 不適切なアクセサリー – 大きすぎるバッグや派手なジュエリーは避け、洗練された控えめなアクセサリーで上品にまとめるのが理想的。
• 間違った素材選び – 素材選びも重要なポイント。夏のウェディングならシルク、リネン、シフォンなど軽やかな素材を、冬のセレモニーならベルベット、ウール、しっかりとした質感の生地を選ぶのがベスト。デニムのようなカジュアルすぎる素材は避けること。

夏のウェディングに招待されたら、軽やかでロマンチックなスタイルを楽しむ絶好の機会。華やかな季節にふさわしいファッションで、上品さと快適さを両立しながら、さりげなく個性を演出するのがポイント。

ミディ丈やロング丈の、やわらかく流れるようなシルエットのドレスは欠かせない。エレガントな印象を与えながら、自然な美しさを引き立ててくれる。クラシックな雰囲気が好きなら、ボヘミアン風や田園風のデザインのドレスがおすすめ。花柄や抽象的なプリントを取り入れると、女性らしさと軽やかさが加わり、屋外のセレモニーにぴったり。

夏のウェディングでは、通気性の良い素材選びが重要。リネン、シフォン、シルクといった生地なら、洗練された印象を保ちながら、一日中快適に過ごせる。

色は、パウダーブルー、ブラッシュピンク、セージグリーンなどの淡いトーンが、上品で洗練された選択肢に。今年の流行色としては、鮮やかなオレンジ、オリーブグリーン、テラコッタブラウン、サンドベージュ、マスタードイエローなど、自然を感じさせる色合いも注目されており、クラシックながら個性を際立たせる。

アクセサリー選びも重要なポイント。コーディネートを引き立てながらも主張しすぎないものを選ぶのが理想的。装飾付きの中ヒール、ゴールドやシルバーの革サンダル、サテンやビーズをあしらったトップハンドルバッグなどが、上品な仕上げにぴったり。さらに、華やかさをプラスするなら、揺れるイヤリングや繊細なブレスレットをあわせるのがおすすめ。落ち着いた色や金属光沢のあるクラッチバッグを選べば、洗練されたウエディングゲストスタイルが完成する。

ビーチウェディングの服装のポイント

海辺でのサンセットウェディングには、軽やかで風を感じるスタイルが理想的。ロケーションと暖かい気候にふさわしいコーディネートを選ぶことが大切。ビーチウェディングに最適な素材は、シフォン、薄手のシルク、リネン、コットンなど。これらの生地は快適な着心地と優雅な動きを両立させてくれる。

ドレスは、流れるようなシルエットでエレガントなデザインが好ましい。ミディ丈やマキシ丈なら、洗練された雰囲気を演出しつつ、日差しから肌を守る役割も果たしてくれる。ワンショルダー、サイドスリット、Vネックのデザインを取り入れると、さりげなくモダンなアクセントを加えつつ、派手すぎず上品にまとまる。

カラーは、パウダーブルー、ラベンダー、シーフォームグリーンなどの柔らかな色合いがぴったり。華やかさをプラスしたいなら、ピーチ、コーラル、サンドベージュにゴールドの輝きを添えたトーンもおすすめ。花柄のプリントは、海辺のロマンチックな雰囲気と相性抜群。レースのディテールやシアー素材を部分的に取り入れることで、奥行きと動きを加えるのも効果的。

アクセサリーは、コーディネートを引き立てながらも実用性を兼ね備えたものを選ぶのがポイント。装飾付きのフラットサンダル、ウェッジエスパドリーユ、ミニマルなレザーのビーチサンドルは、砂浜でも歩きやすく、スタイリッシュに仕上がる。さらに、つば広の帽子やシルクのスカーフをプラスすると、さりげないエレガンスを演出しながら、日差し対策としても活躍する。

田園ウェディングの服装のポイント

自然に囲まれたウェディングでは、エレガントさとシンプルさのバランスが鍵となる。特に難しいのは、昼と夜の気温差への対応。日中は涼しく過ごせるドレスを選び、夜には軽く羽織れるアイテムをあわせるのは理想的。

田園ウェディングには、リネン、シルククレープ、ジョーゼット、オーガンザといった素材が最適。これらの生地は、ナチュラルな雰囲気と調和しながら、洗練された印象も与えてくれる。ロングドレスやミディ丈のスタイル、または、軽やかに揺れるスカートは、屋外のセレモニーでも動きやすく、優雅なシルエットを演出。パフスリーブ、ドレープの効いたデザイン、ボタン付きのボディスを取り入れたドレスなら、ロマンチックな雰囲気が加わる。さらに、花柄やドット柄、落ち着いたアースカラーの無地を選ぶと、会場の景色と調和し、洗練された印象に仕上がる。

夏の田園ウェディングでは、セージグリーン、テラコッタ、ソフトバーガンディ、ラベンダー、ブラッシュ、アイボリーなど、アースカラーや自然を感じさせる色合いがぴったり。ナチュラルな空間に溶け込みながら、上品な印象を与えてくれる。

靴選びにも注意が必要。芝生や砂利道ではピンヒールは不向きなので、ブロックヒールのサンダル、アンクルストラップ付きのパンプス、スエードのミュールなどを選ぶと、歩きやすさとスタイルの両方を叶えられる。アクセサリーは、控えめながらも個性を引き立てるものを選ぶのがポイント。ストラクチャーのあるストローバッグ、布製のフラワーヘッドバンド、天然石のブレスレットなどを取り入れると、田園ウェディングにふさわしい上品でナチュラルな雰囲気が完成する。

冬のウェディングにぴったりのコーディネートを選ぶのは、ゲストにとっても悩ましいポイント。最適な選択肢としては、ベルベット、シルククレープ、レース、ハリのあるサテン、ジャカードなどの素材を使ったロングドレスや、テーラードスーツが挙げられる。エレガントな印象を保ちつつ、美しいシルエットを演出できるのが魅力。快適さを重視するなら、長袖のミディドレスや、パラッツォパンツとテーラードジャケットを組み合わせたシックなセットアップも、洗練された万能な選択肢となる。

華やかな会場でのウェディングなら、ワンショルダーやオフショルダーのドレスを選ぶのもおすすめ。ファー調のエコファーやシアリングコートを羽織れば、暖かさをキープしつつ、エレガントな雰囲気を引き立てられる。

カラー選びも重要なポイント。冬らしさを演出しながら、会場の雰囲気と調和する色を選びたい。深みのあるミッドナイトブルー、フォレストグリーン、バーガンディは、シックで洗練された印象を与える定番カラー。パールグレー、ライトブロンズ、チョコレートブラウンは、寒い季節に自然な輝きをプラスし、上品さを際立たせてくれる。明るめの色を好む場合は、シャンパンカラー、ウォームアイボリー、ディープブラッシュピンクが、夜のウェディングにも最適。

さりげない輝きを添えるなら、ラメ素材のアクセントや、繊細なレースの装飾、控えめなビーズのディテールを取り入れると、華やかさが増しつつも上品にまとまる。

仕上げには、存在感のあるアウターが欠かせない。ロング丈のウールやカシミヤのコート、エコファーのボレロ、ハリのあるケープなどを選ぶと、暖かさとエレガントさを両立できる。

靴は、レザーまたはサテンのパンプスがマストハブ。上品な足元に仕上げることで、全体のバランスが整う。アクセサリーは、タイムレスなエレガンスを意識したものを選びたい。ベルベットやレザーのクラッチバッグ、ゴールドやシルバーのドロップイヤリング、シルクやレザーのグローブを取り入れると、洗練された大人のスタイルが完成。

夏のウェディングでは、素材選びが最も重要なポイント。通気性がありながら上品な印象を保てるリネン、コットン、薄手のウール、シアサッカーが最適な選択肢となる。

屋外でのウェディング－ビーチ、田園、カジュアルな会場などでは、リネンやコットンのセットアップを、異なるカラーで組み合わせるミックス＆マッチスタイルが人気。程よいエレガンスがありつつもリラックス感のあるこのコーディネートには、レザーやスエードのローファーをあわせると、洗練された印象に仕上げる。

よりフォーマルなスタイルを求めるなら、軽量ウールのテーラードスーツが定番。シャープなシルエットを保ちつつ、軽やかに着こなせるのが魅力。カラーは、ベージュ、パウダーブルー、パールグレーなどの淡いトーンが、日差しの下でも洗練された雰囲気を演出し、重くなりすぎない着こなしに仕上げる。

カジュアルなドレスコードが許される場合や、モダンなアレンジを加えたいなら、シンプルなスニーカーや上質なレザーのオックスフォードシューズも選択肢に。

仕上げには、個性を引き立てる小物をプラス。カラフルなポケットチーフ、編み込みレザーのスリムベルト、アシンメトリーな柄が入ったシルク＆コットンのネックタイなど、さりげないディテールが完璧なスタイルを作り上げる。

夏のウェディングでは、自由でトレンドを取り入れたスタイルを楽しめるが、冬のウェディングでは、よりフォーマルでしっかりとした印象を与えるスタイルが求められる。冬に適した素材には、ベルベット、ウールブレンド、ウールフランネル、ツイードなどがあり、暖かさを保ちながら洗練されたシルエットを作り出す。

夜のウェディングには、ウールやカシミヤの3ピーススーツは定番の選択肢。ドレスコードがブラックタイの場合、タキシードとボウタイが最もエレガントなスタイルとなる。ブラックやミッドナイトブルーは、格式ある場にふさわしく、洗練された印象を与える。

セミフォーマルなウェディングでは、ダブルブレストスーツやウール素材のしっかりとしたデザインのセットアップが最適。コットンの無地シャツとシルクのネクタイをあわせれば、フォーマルな雰囲気を保ちつつ、程よいリラックス感を演出できる。冬のウェディングに合うカラーとして、チャコールグレー、フォレストグリーン、バーガンディ、ネイビーブルーが人気。チョコレートブラウンのような暖かみのあるニュートラルカラーも、エレガントさを引き立てる。冬のウェディングには、適切なアウターが欠かせない。ロング丈のウールコートやカシミヤコートが必須。洗練された雰囲気を演出しながら、防寒性も確保できる。さらに、ダブルブレストのオーバーコートを、汎用性の高いダークカラーで選べば、シンプルでありながらスタイリッシュな印象を与え、洗練された冬のウェディングルックを完成させる。これは、メンズウェアの定番アイテムのひとつ。