ステートメントなネックレスで首元から魅力をアップ。より大きくより大胆で、より輝きを放つチョーカーは、今年の春夏シーズンのマストハブです。ブリトニー・スピアーズのようなアイコンからインスピレーションを得ていた、1990年代から2000年代にティーンエイジャーから注目を浴びたプレッピースタイルやY2Kファッション。その復活とともに、近年ではジジ・ハディッドやケンダル・ジェンナーのようなトレンドセッターにも支持され注目を浴びています。顔の表情を引き立てるチョーカーは、パールやクリスタルを施したものはクラシックな雰囲気に、リボンやハードなメタル、レザーは若々しい雰囲気を演出します。肩やネックラインが開いたトップスやドレスと一緒に合わせれば、まるで変身したように魅力がアップ。この夏欠かせないステートメントな小物で、いつもと少し違う自分を表現してみませんか?
チョーカーの歴史
18世紀のフランス、革命でギロチンにかけられた人々を追悼する赤いリボンとして誕生したチョーカーは、長い年月を経て、シックでスタイリッシュな小物アイテムとして進化しました。チョーカーが魅力的な小物アイテムとして注目されたのは、一部にデンマークのアレクサンドラ女王のおかげで、イギリスの貴族女性たちの間にその存在が知れ渡ったという事実があります。パールやダイヤモンドが散りばめられた贅沢なチョーカーは、ステータスアイテムとして貴族の女性たちの間で流行しました。かつては服従のシンボルだったチョーカーは、1920年代のフェミニストの反乱や1960年代の公民権運動の時代に、人々の主張する権力を取り戻す象徴として復活しました。ダイアナ妃やリズ・テイラー、1960 – 70年代を象徴する音楽界のアイコンたちが着用したチョーカーは、今春さまざまなルックをパワーアップするアイテムとして再びファッションシーンに登場します。
パール&クリスタル
レザー&チェーン
よりアグレッシブで反逆的な雰囲気を醸し出すレザーやチェーンが印象的なチョーカー。ヴェルサーチェやバレンシアガ、グッチをはじめとする、力強さとパワーに満ち溢れたチェーンチョーカーに注目です。メタリックなモノクロにフォーカスした今シーズンはシルバーがベストですが、ゴールドトーンは冷たさを感じさせるメタルに、あたたかみを加えることができます。1970年代のロックスターやパンクな人々が着用していたレザーチョーカーは、首輪や拘束具のような人生におけるダークな側面をイメージさせるもので破壊的なセンシュアリティを示唆していますが、これらのチョーカーは自身の人生を決めるのは自分だけであるという、力強さのシンボルとなってファッションシーンに復活しました。