LVRSustainableがフォーカスする 国際女性デー。 女性のエンパワーメントと平等はLVRSustainableの重要なテーマであり、私たちの使命はOxfamとのプロジェクト” Give Water, Sustain Women”でも行ったとおり、世界中の女性をサポートし続けることです。人道的な特別プログラムや女性たちに自信を与える衣服の提供など、女性のエンパワーメントに取り組むLVRSustainableは、女性たちの支援に真摯に取り組むブランドに焦点を当て提案しています。
今年の国際女性デーはすべての女性の美しさとその強さを称え、3人の女性のストーリーを共有したいと思います。人権、平等、そして女性一人ひとりの美しさについて語ってくれたRyle Tuvierra, Nilofar Yaqoubi, Lauren Wasser。力強く生き、称賛に値する女性たちの、一人ひとりの人生の旅、闘い、そして勝利について教えてくれた真のストーリーをご覧ください。
私たちは世界中の女性が自由という一つのゴールと成功を手にできるよう、世界に変化を起こそうとしています。平等という一つのゴールに向かって毎日闘っています。
あなた自身のストーリーについて教えて下さい。今の自分を形成したといえる重要な出来事や分岐点となったイベントは何ですか？
私の名前はRylé Kaleia Tuvierraで、フィリピン、レバノン、シリアの血が流れています。そしてバルセロナを拠点とするThe Fierce Walker Lab AgencyとアップサイクルジュエリーブランドBaby Dramaの設立者です。私はファッション業界でサステナビリティとサーキュラリティを積極的に提唱しており、数々のブランドと協力して、包括性と持続可能に関連したプロジェクトや戦略的な取り組みを行っています。またフリーランスのフォトグラファーやビデオグラファー、クリエイティブチームとともにオンライン＆オフライン広告のブランドキャンペーン、プロジェクト、ショートビデオ、ストーリーテリングを制作しています。これまでに人生で経験した試練や苦難は、今の強い自分をつくり上げてくれました。私は私や私の周りのコミュニティに、自分自身でいられる未来へ向かうためのインスピレーションを与えたいと思っています。私はソーシャルメディアを通して自分のストーリーや最新の情報を常にアップしていますが、人生の忘れられない出来事の一つとして、コロナ禍の中、ドバイからバルセロナに移住しゼロからスタートしたことが挙げられます。カタルーニャの街から離れた田舎でベビーシッターやヘルパーとして働き、スペインでの新しい生活を始めました。この経験は自分が選んだ道を信じゼロから築き上げることを恐れずにいれば、どんな困難やトラブルも乗り越えられることを示すことができたと思います。
インスピレーションとなった女性は存在しますか？
Marriam Mossalliはサウジアラビアのジェッダにある、ラグジュアリーコンサルティングエージェンシーの創設者です。彼女は私が2014年にセブンイレブンのコンビニで働き始めた頃の上司でした。私はフルタイムで働きながら、ドバイで彼女のイベントやショー、ミーティングをサポートするためにパートタイムでも働いていました。そしてその間、とても多くのことを学びました。例えば常に先を読むこと、回復の仕方、また自分の言動をどうバックアップするかなどです。彼女は私にインスピレーションを与え、ファッションの現実についても教えてくれました。ファッション界は魅力的ですが、華やかさがすべてではありません。カメラの背後にはプロとしての完璧な仕事が存在するのです。
あなたと同じような若い女性たちに何かアドバイスはありますか？
夢を実現するために力強く大胆に生きてほしいです。思い通りにならないことが多いですが、自分が情熱を注ぐものに集中していれば進化、成長、そして成功につながります。固い意志を持って前進し続けるのみです。あなたが誰であるかは周りが判断することではありません。あなたの行動があなた自身を定義づけるのです。
ビジネスにおいて、女性であるがゆえに直面する問題はありますか？
トランスジェンダーの女性に関しての人々の知識は浅いと思います。私が異なるタイプの女性だと分かると、取り引きやクライアントは離れていってしまいます。何も知らないままジャッジしたり先入観にとらわれたりする前に、適切な知識を持つべきです。これまで数々の拒否や「ノー」を受けてきましたが、常に熱意を持って前に進んできました。不公平な判断で傷つくこともありましたし、色眼鏡で見られることもありましたが、すぐに忘れて前進してきました。逆にこういった知識に欠けた人たちのことを同情します。
あなた自身のストーリーについて教えて下さい。今の自分を形成したといえる重要な出来事や分岐点となったイベントは何ですか？
私は現在オランダとドバイを行き来しながら、アフガンファッションに関わる仕事をしています。私はアフガニスタンで生まれましたが、その他の数多くのアフガニスタンの家族と同様、4歳のときに家族と一緒にヨーロッパに逃げ移住しました。国を離れた理由はタリバンです。
(過激派組織であるタリバンは女性と少女から基本的人権を剥奪し、アフガニスタンを独裁とジェンダーアパルトヘイトの非道的な状態に陥れ支配しました。タリバンの支配下で女性は仕事やビジビリティ、教育、意見、ヘルスケア、移動などの人としての権利が剥奪されました)
私は5歳の頃からスポーツに関心を持ち、オランダで体操を習い、その後サッカーも始めました。アフガニスタンでは、このような活動を自由にすることはできませんでした。アフガニスタンはその後、女性がスポーツなどの活動ができるよう計画を立てましたが、常に何らかのリスクが伴っていました。長い月日を経て、アフガニスタンは2015年に女性のナショナルサッカーチームを結成しましたが、私も長年夢に描いていたサッカーチームに参加することができました。他のアフガニスタンの女性たちにも、スポーツをする楽しさを知ってもらいたいと思っていました。アフガニスタンの少女たちは安全面の理由から、スポーツ活動を行うことが許されていません。特にサッカーは男性のスポーツと認識されています。8月にタリバンが権力を掌握し、それまで過去20年間で苦労して取り戻した女性の権利は、再び剥奪されることとなりました。女性がスポーツをすることを禁じ、女性たちに厳しい制限を課すようになりました。
インスピレーションとなった女性は存在しますか？
常に私たちのよりポジティブな未来のことを考えてくれている私の母はとても大きな存在です。私たちは難民として、全く異なる言語と文化が根付く新しい国にやってきました。ゼロからのスタートは容易ではありません。母親はいつも私に、どんな困難な状況でも決してあきらめないこと、そして困難を乗り越えるために耐えしのぐことを教えてくれました。母親は子どもたちのことを常に支えてくれました。
あなたと同じような若い女性たちに何かアドバイスはありますか？
今の若い女性たちは完璧を求めているような気がしますが、完璧は存在しません。強い忍耐力を持って、自分自身を磨きながら成長させるために時間をかけてほしいと思います。旅に出て新しいことを学び、新しい経験を積み重ねてほしいです。失敗や間違いは人生の一部です。前に進む限りは、やりたいことは何でもきることを若い女性たちに知ってもらいたいです。そして他の女性たちもサポートできる女性でいてほしいと願います。
ビジネスにおいて、女性であるがゆえに直面する問題はありますか？
ソーシャルメディアも含めた社会全体は女性の外見や地位、お金、文化的背景に基づいて女性を判断する傾向があり、クリエイターとして活動する私たち女性に大きなプレッシャーをかけています。女性が試練や困難を乗り越えどれだけ努力して頑張っても十分ではないという感じがするのです。
私が名もないインフルエンサーとして活動し始めた当初は業界は多様性に欠けていて、特に困難に直面しました。近年ではダイバーシティ＆インクルージョンという観点で大きな変化があり、業界にもポジティブな変化が現れつつあると思います。
あなた自身のストーリーについて教えて下さい。今の自分を形成したといえる重要な出来事や分岐点となったイベントは何ですか？
24歳のとき、私はタンポンによるTSS (トキシックショック症候群) で命を落としそうになりました。他の多くの女性と同じように、私は数時間おきに製品を交換しながら正しい方法で使用していました。ある時インフルエンザのような症状が出て、その後徐々に身体が弱くなっていきました。そして最終的に毒素が血流を介して身体中に運ばれていきました。心臓発作が2回起き腎臓や臓器が機能を停止し、41度の熱が出ました。そして自宅で倒れているところを発見され、病院に運ばれました。発見されていなければ、10分後には命を落としていたそうです。
一言でいえば、私は神の恵みによって生き残ったのだと思います。1％の確率で生き残りました。私は両足を失い、ゼロから自分自身を建て直さなければなりませんでした。TSSは私が生まれる前から30年以上も女性を傷つけ、最悪の場合、死に追いやっていたことを知りました。だから私は幸運なのだと思います。私の使命は、命を落とした女性たちの声となることです。現在は自分のプラットフォームを通して、女性の衛生面や安全な製品について、広く知ってもらい意識を高めることに力を注いでいます。またこれまでとは違うビジョンで、ファッション業界に美しさの新しい側面を提案してきました。
私のこれまでのすべての経験が、今この瞬間の自分をつくり上げたのです。
インスピレーションとなった女性は存在しますか？
女性は本当にすばらしい超人です。女性は生命を創ります！私はリアーナのファンです。リアーナは女性に自信を与え、自分自身でいることが大切だということを教えてくれます。過去が未来を定義づけるのではなく、あなたが未来をつくるということを示してくれます。経験は未来への準備です。リアーナは女性たちのアイコンであり先駆者であり、女性が自分自身を信じ、一人ひとりが美しいんだといういうことを信じされてくれるリーダー的存在です。
あなたと同じような若い女性たちに何かアドバイスはありますか？
私を見て私のストーリーを聞いて、不可能なことは何もないということを知ってもらいたいです。私がこの暗いトンネルを抜けることができたのだから、あなたも乗り越えることができるはずです。自分の好きになれない部分が最大の強みになることがあります。私たちはみんな一人ひとりが唯一無二なのです。自分の肌で幸せを感じ、すべての闘争や痛みは一時的なものであることを知ってください。闘い続けてください。
ビジネスにおいて、女性であるがゆえに直面する問題はありますか？
女性は男性と同じ権利を持てるよう闘っています。私たちの健康が男性と同じように優先されることを願っています。私の目標は女性の健康に対してその意識を一般的にもっと高めることと、企業に説明責任を持たせるということです。私は人生をかけてこの目標を達成したいと思います。もうこれ以上タンポンが原因で他の人の人生や世代が命を落としたり手足を失ったり精神的にダメージを受けたり、そして家族が娘が失くしてしまったりするようなことが起きてはいけないのです。今はもう2022年なのです！
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A very special thank you to Ryle Tuvierra, Nilofar Yaqoubi and Lauren Wasser.
