Amalie Gassmann, Alexander Roth, Joel Palmer, Eric Jessはトレンドを創り出す今注目したいクリエイターたち。ファッションウィークやクリエイティブな取り組み、トレンドなどについて語ってくれたインタビューをご覧ください。
モデルを目指すようになったきっかけや、写真や映画制作の世界に入った経緯を教えてください。
モデルを目指すようになったのは、ファッション業界への好奇心と、その世界で働いてみたいという情熱からです。若い頃からクリエイティブな環境に囲まれてインスピレーションを受けていたので、プロへ進む道を早く学ぶことができました。成長する過程で私はいつも何かを書き留めていましたが、そのおかげで映画制作への道は自然に開いたように感じています。視覚的なストーリーテリングを通じて、構図に対する私の情熱を追求することができますし、そこから写真への情熱も生まれました。情熱が映画制作と写真それぞれを成長させています。
フォトグラファー兼映画制作者として、自身の仕事に影響を与えているものはありますか?
私の作品に影響を与えるものは読んでいる本のワンシーンや自分なりの解釈をしてみたいと思わせる映画、自然や自然がもたらす静けさ、人々、場所などです。
今気になっているトレンドはありますか?
注目しているトレンドはキトンヒールとバレリーナシューズ、ニーハイの黒タイツ、ローウエストパンツやスカート、大きくて存在感のあるイヤリングやリングです。
春夏のおすすめルックは?
私はよくミディスカート、タンクトップ、バレリーナシューズにシルバーのジュエリーを合わせた、心地よくてシックなルックを選びます。
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またお会いできて光栄です!最後にお話したのが2021年でしたが、クリエイターとして進化した部分はありますか?
この2年間で多くのことが起こりましたが、私自身が成長したのも事実です。新しい旅、新しい出会い、新しい経験、成功したり失敗したりなど、周りには私を刺激する多くのものが存在しているので、私のクリエイティブな部分の進化は毎日違う形で感じています。どちらにしても私は成長したのだと思います。私自身の問題や私にはコントロールできない外部からの要因に反発するのではなく、受け入れることを学びました。
創作やストーリーテリングのインスピレーションを教えてください。
ファンタジーを創造することを考えています。私は最近1980年代や1990年代の魅力に注目していますが、映画や本が私たちを感動させるのと同じように、写真やビデオも同じことができると思っています。私は常に最終的な製品のイメージを正確に想像することから始め、そこから逆算しながら、パズルのようにピースを埋めていく作業をしています。
春夏のお気に入りルックは?
夏の暑い日も私はブーツを履いています。なのでお気に入りのコンバットブーツかヒールのあるブーツに、 LVRから購入したボッテガヴェネタのタンクトップ (フィット感が最高でしばらくは着続けると思います) にオーバーサイズのハーフパンツかジーンズを合わせ、そこに存在感のあるステートメントベルトと、個性的なジュエリーを落とし込みます。最後に全体をまとめるセクシーなサングラスを付け加えてもいいかもしれません。
ファッションウィークの感想は?2023年の秋にはどんなトレンドを予測していますか?
レザーは間違いなくトレンドの一つに入ってきます。すべてがレザーになり、レザー風のアイテムやレザーパターンなども多くみられるでしょう。もう一つの気になっているトレンドは、過剰なスタイリングではなく、一つの存在感あるステートメントアイテムにフォーカスした控えめなラグジュアリーを表現するルックです。JW AndersonやGucciを参考にしてみてください。
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モデルやフォトグラファーとして活動し、さまざまな場所でクリエイティブに活躍していますが、撮る側と撮られる側ではどちらが好きですか?
実際には撮る側にいることを好みますが、モデルとしてカメラの前でパフォーマンスすることも大好きです。モデルの仕事は私のキャリアのスタートであり、写真を撮るようになったきっかけでもあります。主人公を演じるのも楽しいですが、自分の思い描く世界を創ることも同じように楽しいです。
創作やストーリーテリングのインスピレーションを教えてください。
新しい街を旅し、新たなサブカルチャーに出会いながら、私が今どのように人生を送っているかということを活動を通して具現化し、ストーリーテリングを構築しています。社会の中でコミュニティは政治問題と闘いながら耐え忍んでいますが、こういったことが創作へとつながっています。
春夏のお気に入りルックは?
オーバーサイズのトラックスーツとベストにシンプルなジュエリーを選んだり、ジェンダーフリーで遊び心を加えることも好きなので、時にはパンツとオーバーサイズのブレザーにミニスカートを合わせたりすることもあります。他にはダメージが施されたジーンズにベスト、オーバーサイズのボンバージャケットを羽織り、最高のパンクブーツでルックを完成させることもあります。
ファッションウィークの感想は?2023年の秋にはどんなトレンドを予測していますか?
ファッションにおいてはすべてが少しだけ近未来的になるように感じていて、今シーズンは異なる文化が重なり合った、多文化的な雰囲気になると思います。23秋冬シーズンはサブカルチャー的な要素を落とし込み、持続可能な素材を使用した、新しい未来を描いてリデザインされたスタイルが多く見られるかもしれません。秋冬は常にクラシックなテーラリングアイテムはマストハブですが、そこに時代に合ったストリートウェアのトレンドをバランスよく融合させています。
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2020年、最後にチャットで連絡を取り合ってからしばらく経ちましたが、自分自身のスタイルに進化はありましたか?
はい、間違いなく進化しました。あれから数多くの旅に出たので、時間を過ごしたそれぞれの場所の影響を受けていることは確かです。
私は荷造りがあまり得意ではないので、スタイリングしやすい黒を多く入れるようにしていました。
最近は日中にカジュアルなスタイリングも楽しんでいて、夜も同じようなルックで出かけることが多くなりました。
クリエイティブコンサルタントとしての日々の様子を教えてください。
私が一貫して行っているのが、どの街にいてもお気に入りのカフェを見つけて、朝起きたらそこまで散歩し、時間があれば座ってコーヒーを飲むことです。
朝から晩まで電話で話したりミーティングを行ったりしている日もあれば、セット制作やカメラの前にずっといることもあります。ファッションショーに参加することもありますが、何もない日も時にはあるので、そんな日はベッドに座って一日中音楽を聴いています。
ほとんどの日は友人たちとワインを飲みながら夕食を過ごして一日を締めくくります。私にとっての充実した人生とは、インスピレーションを与えてくれる人たちに囲まれて毎晩ディナーを共にすることです。
春夏のお気に入りルックは?
昼はタイトなレザーバイカージャケットにバギージーンズとチャンキーブーツを合わせたルック、夜はテーラードパンツにディテールにこだわったタンクトップ、クロップドブレザー、そこにTabiシューズを合わせると思います。
ファッションウィークの感想は?2023年の秋にはどんなトレンドを予測していますか?
メンズからウィメンズまで、さまざまな都市で行われるファッションウィークですが、永遠に続いているような感覚で私にインスピレーションを与え続けています。
トレンドについては長めのストールやオーバーサイズのバッグが復活し、スカートを取り入れるメンズもみられ、全体的にはすべてがユニセックスになると思っています。
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23春夏セレクション
Photography by Sebastian Barros @sebbarros
A special thanks to SB-MGMT