環境と社会に配慮しながら地球と人々への継続的な取り組みに努めるLuisaViaRomaセクションLVRSustainableは、11月1日の世界ヴィーガンデーを記念し、ファッション、ビューティー、ライフスタイルにおけるヴィーガンアイテムを厳選したセレクションを提案します。ファッションやライフスタイルにおける「ヴィーガン」とは、生産時に動物由来の原料や副産物を使用せず、動物に対する実験を行わないクルエルティフリーのみの製品を購入し使用するという取り組みを意味します。LVRSustainableが厳選するヴィーガンセレクションは、動物にやさしい製品をスムーズに購入できる場所をつくり出し、ラグジュアリーというテーマを犠牲にすることなく意識的な消費習慣を促しながら、ショッピング体験にヴィーガンという倫理を導入しています。
現在ファッションの新たな基準として注目されている、美学と倫理が融合したヴィーガンというテーマ。需要と集団的な環境意識の高まりにより、ヴィーガン製品は衣類だけでなく、美容アイテムや家庭用品、インテリアなどのライフスタイルまで幅広く浸透しつつあります。特に注目すべき点は、ヴィーガンコスメやスキンケア製品を手がけるブランドが、かつては美容業界では当たり前だった動物由来成分を使用した製品の生産からいち早く遠ざかり、安心して使用できるより倫理的な製品を生み出すためのテストを実施するようになったことです。意識的な消費を心がけヴィーガン製品を選択することは、単に動物愛護やクルエルティフリーを支持するだけではなく、以下のような利点も含まれています。
カーボンフットプリントの削減: 多くの場合、環境への負担を軽減します
持続可能な素材: 意識的なヴィーガン素材が数多く存在します
生物多様性: ヴィーガン生産により自然生息地が保護されます
健康上の利点: ヴィーガン製品はより健康的な選択をサポートします
水の使用量の削減: 生産に必要な水の量を削減することができます
倫理的な労働慣行: ヴィーガンブランドは公正な労働条件を重視しています
廃棄物の削減: 廃棄物の削減に貢献します
イノベーション: 負担や影響の少ない代替製品が生まれます
消費者の需要: 持続可能な産業を促進します
LVRSustainableはヴィーガンの生産プロセスや製品の改善や拡大に努めるブランドとの協力に力を注いでいます。今回の特集ではLVRSustainableが厳選しているブランドから、一部のブランドと一緒に、ヴィーガンを実践することの大切さや、より効果的で革新的な生産方法の開発をどのように進めていくことなどを話し合いました。
THEMOIRè
「THEMOIRèはPETAが承認するヴィーガン認証への取り組みを行っており、ブランドにとって世界ヴィーガンデーは、クルエルティフリーの素材を選択することで、あらゆる生命を尊重するという私たちの献身を象徴しています。ブランドのこの決断は動物福祉を促すだけでなく、土壌や水に悪影響を与える可能性を持つ殺虫剤や化学肥料の集中的な使用を避けることにも繋がっています。THEMOIRèは真の変革を目指しています。人々が力を合わせれば、よりポジティブでより責任ある世界を形成できる力を生み出すことができるはずです」
– Francesca Monaco and Salar Bicheranloo, Creative Directors & Co-Founders
Veja
「VEJAは動物福祉、そして皮革の代替となる持続可能な素材の選択を大切にしています。私たちはヴィーガンブランドではありませんが、レザーの代わりに有害なプラスチックを使用することを拒否しています。
VEJAは動物福祉と環境保護の両方を重要視しています。多くのブランドが皮革の代わりにプラスチック由来の代替品に注目していますが、私たちは違う道を選び、C.W.L. (Cotton worked as leather) と呼ばれる独自の代替ヴィーガン素材を実現しました。2020年のコレクションの8%は、手触りも見た目もレザーのようなこの素材を使用して制作されました。3年経った現在その数は増加しており、コレクションの約40%がヴィーガンです。C.W.L.はまだ完璧とはいえず、素材の中には46%のプラスチックが含まれていますが、変化を起こすためのスタートとしてはいいのではないかと考えています。2008年以降、VEJAはスニーカーに含まれる化学製品のテストを行っており、安全基準を満たしていることを確認しています。VEJAの調達チームは、当社と取り組みを行う工場やサプライヤーが、ブランドのスニーカーに使用される物質のクオリティを向上させるために役立つよう考えられた最初の規制物質ポリシーを手がけました」
Save The Duck
「Save The Duckは動物だけでなく、環境や自然に対する尊重を念頭に、倫理原則に従いながら取り組むPETA認証ヴィーガンブランドです。動物由来の原料は集約的農業を助長し、非常に高い汚染を引き起こします。天然由来の糸に関しても状況は改善されておらず、土壌の枯渇や過剰な水の消費、地球に有害な化学物質の使用につながる大規模な農業生産から実現されることが多い状況です。
合成素材にはリサイクルやサーキュラリティにおいて問題点はありますが、メリットとして私たちに役立つ技術的な解決策を残してくれます。そしてこれらの解決策は生産サイクルを改善し、廃棄物と環境への負担を削減することにつなげることができます」
-Save The Duck Sustainability Manager, Silvia Mazzanti
Humanrace
「Humanraceは環境と持続可能性を重視しています。最高の品質基準を念頭に、すべての人にとって安全なスキンケア製品を実現することが、地球に配慮した私たちの取り組みです。Humanraceは100%ヴィーガン、クルエルティフリーであり、環境にも配慮しているブランドです」
-Dr. Elena Jones, MD. Humanrace Chief Dermatologist
Doers of London
「Doers of Londonは透明性、環境へのリスペクト、効果的なスキンケアの実現を大切にしているブランドです。今年の世界ヴィーガンデーのこの機会に、私たちは環境保護と、そのために実現しているスキンケア製品への取り組みについて人々に知ってもらいたいと願っています。ClearForMeとのパートナーシップは、ブランドの使命を前進させるうえで大きな役割を果たしています。よりポジティブな明日を目指し、信頼できる効果的なスキンケアの実現に取り組むことを再認識したいと思います」
– Cedric van Dijken – CEO of Doers of London
Amoln
「ブランドAmolnの中核には動物や人間、環境の福祉を優先し、いかなる残虐行為も排除した、持続可能なアプローチによる倫理的なヴィーガン素材の調達に取り組むという価値観があります。また意識的な消費を提唱し、無駄やカーボンフットプリントを最小限に抑えることに努めながら、持続可能な実践の取り組みを積極的に行っています。私たちはすべてのブランドが持続可能な実践に目を向け取り組むべきだと考えています」
– Jonas Bergholm, Co-founder of Amoln
About LVRSustainable
LuisaViaRomaのセクションであるLVRSustainableは持続可能な取り組みに真摯に努めるブランドを厳選し、非営利団体や組織、ブランドとタッグを組み、社会問題および環境問題に対する特別プロジェクトを実現しています。
LVRSustainableはサステナビリティにフォーカスしたコミュニティを形成し、オーガニック、ヴィーガン、フェアトレード、ローインパクト、女性のエンパワーメント、コミュニティエンゲージメント、リサイクル&アップサイクリング、ラグジュアリークラフトマンシップなどのさまざまな基準に基づいた、環境に配慮したファッションを推進しています。