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ルイーザヴィアローマでは2018年6月12日~7月3日の期間、本映像をショーウィンドウにて上映します。

「君には最高であることを望むだけだ、いつだってね。」男は輝きを放つ女の耳元でささやく。 女はダイヤモンドのような涙を流したかと思えば踊り始める、黒いドレスにブロンドが映える。 女は夜光性の動物かのごとく暗闇で輝きを放つ、その目は相手の目をくらませようとするヘッドライトを思わせる。
女は形容しがたい欲望の塊、誰もが無性に追いかけたくなるそんな影を持つ女。
「かわいいね、なんて言われるのもううんざりなの。」スローテンポのダンスを催眠術のように操りながら女がつぶやく。
男はカーテンの裏から伸びる手のごとく不気味に姿を現す、ブラックロッジの友人か、それとも単に古い夢から出てきたのか。
二人の駆け引きは続く、感情同士がぶつかる戦い。一度重なり合ったかと思えば、二つに別れ、一つの幻が見せる二つの顔、まるで鏡のように。 膝に指を滑らせ、泡を吹く口元、スパンコールは揺れ続ける。
全てがこの美しさの中で見る者を混乱させるパズルのピースだ。 誰が現実に存在し誰が虚構なのかわからない、それでもいい、二人を眺め続けたい、それだけだ、永遠に続く美しいループのように。 そこに今すぐ存在したいと願う、ゆっくりと頭を振って、秘められた蜃気楼 – Mirage- の中に生き続ける。
お願いだ、邪魔をしないでくれ。

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