エンターテインメント業界で母国だけでなく世界的に活躍するEva Huang。彼女の才能はステージとスクリーンだけにとどまりません。Evaはそのファッションセンスでも多くの人を魅了しており、さまざまなファッション誌の表紙を飾っています。
今回の特集ではパリの美しい通りで撮影しながら、Eva Huangの日常や成功につながった人生の教訓、ファッションについてインタビューを行いました。
自身のスタイルをどう表現しますか？「自分らしさ」を教えてください。
プライベートではとても自由です。快適さを重視しながら、その日の気分に合わせたアウトフィットを選びます。クール、かわいい、セクシーといったスタイルを特に好むことはなく、スポーツシーンや休日なども含め、その時の気分で着たいものを着る、ということを一番大切にしています。自分らしくいられるスタイルが一番いいということです。これが私、と強調する必要もありません。
ファッションイベントや授賞式、ガラの完璧なルックを実現するクリエイティブな舞台裏の様子を教えてください。
通常フォーマルで大規模なイベントでは複数のパーティーが行われます。一つのルックを完成させるには、異なる分野の担当者たちが集まるチームが必要です。私のスタイリストはまずテーマやオケージョンに応じて、事前にいくつかのオプションを準備します。次に準備してもらったオプションを一つずつを試し、チームと話し合いながら一番ふさわしいものを選びます。それからメイク、ヘアスタイリングチームと話し合い、最終的なスタイリングを決定します。このように一つのルックを完成させるには、すべてを一人に任せるのではなく、さまざまな人の専門知識や協力が必要となります。
女優としての演じる役は自身のファッションに影響を与えることがありますか？
ファッションがテーマとなっているドラマに出演するときに、そう感じることがあります。撮影中は役に完全に入り込まなければなりません。セリフや振る舞い、服装など、撮影中は演じる役に近くなりますが、撮影が終わり通常の生活に戻ると同時に、シンプルさとコンフォートが好きな私自身に戻ります。
中国のファッション界で注目されて、世界中に広がっているトレンドはありますか？
中国発のブランドだけでなく世界中の多くのブランドが、刺繍や水墨画、古代中国の文化などの中国の要素から着想を得たコレクションを実現しています。今後も中国らしい要素が世界中に広がっていくと感じています。
冬から春にかけての季節の変わり目に欠かせない、ワードローブの定番アイテムを教えてください。
さまざまなルックに幅広く使えるジーンズと帽子です。肌寒い日もあたたかく過ごすことができるので、冬から春にかけて活躍してくれるアイテムです。
女優、歌手、パフォーマー、プロデューサーとして成功していますが、集中力やモチベーションをどのように維持しているのですか？
学び続ける心が大切だと思っています。「生涯学習」は母が教えてくれたことの中で一番大切な教訓です。常に新しいことを学び受け入れることが、集中力や自己規律、自己改善を維持し、物事をより良い方向に進められるということを母はよく言っていました。
今年一番楽しみにしていることを教えてください。
Chekhovの作品で多くの女性の役を同時に演じてきました。今年は私にとって大きなチャレンジとなる舞台、”Let Me Hold Your Hand”で女優業に力を注いでいきます。今とても大きな幸せを感じているので、これからも演劇の勉強と演技の経験を積んで自分を磨いていきたいです。
