AMIRI（アミリ）2020年春夏コレクションは、ウッドストックとロックアイコンであるJimmy Hendrix（ジミ･ヘンドリックス）の50周年を記念したものです。コレクションはウッドストックの集団的理想に目を向け、一体感、愛、そして自然との深いつながりを通して得る平和を表現しています。
Summer of Love（サマー･オブ･ラブ）から着想を得たコレクションは、素朴なアーシーカラーとパステルカラーが特徴的。素材の主役にスエードやベルベットを使用し、ビートニクとボヘミアンをラグジュアリーワールドに融合させています。リラックスできる着心地とフレアレッグのジーンズでロックスターな気分を。カフタンシルエットのタイダイプリントやピンクのジャカードがステージを盛り上げます。
Authentic Hendrixとのコラボによって実現された、AMIRIによるJimi Hendrixカプセルコレクションは必見です。
ファウンダーであるMike Amiri（マイク･アミリ）の独占インタビューでは、LAカルチャーからショットガンカシミヤ、AMIRIブランドまでさまざまなことを語ってくれました。
ロサンゼルスでの生活はAMIRIのデザインにどのような刺激を与えていますか？またLAで育ったことについて教えてください。
AMIRIスタイルはロサンゼルスのエフォートレス･クールが基盤となっていて、何かに強いられているとかトレンドに左右されるというものではありません。ひとり一人がそれぞれのライフスタイルに個性を創るための、タイムレスでラグジュアリーなアイテムを提供したいと考えています。
ブランドを立ち上げた時から、LAが持つ何かを取り入れたいと思っていました。特に何十年もの間、街の歴史を支えてきた地元の職人や家族経営で製造業を営む人々を巻き込みたいと思っていました。彼らの技術によって、LAブランドのレベルがどれだけ高いのかを知ってほしかったのです。
ショットガンカシミヤのアイデアはどこからきたのですか？この手法は今までになく新鮮でラグジュアリー感のあるカスタマイズ方法です。AMIRIのカスタマイズに対する考えについて教えてください。
私はその時ローズボールフリーマーケットにいたのですが、ジョシュアツリーでヴィンテージアイテムを射撃している男性に会いました。それを見ていて、布地がダメージを受ける様子がとても美しいと感じました。その時カシミヤのような上質な素材に同じことをしたらすごいことになるのではと思いました。この手法であれば全く同じアイテムが生まれる可能性はまずなく、それぞれが一点もののアイテムとなります。そしてアイテムを着用する人たちによって、独自のストーリーが作られていきます。
AMIRIを立ち上げる前はコンサルタントとして活動していたそうですが、自身のブランドをつくるための計画の一部だったのでしょうか？
AMIRIを立ち上げたいという願いはとても自然な流れで生まれました。定期的なスケジュールに合わせたり、ある種のディストリビューションやセールスプラットフォームを通すのが嫌だという感情が自分の中に芽生えてきたのです。そしてユニークで独自のアイテムを、自分の方法で作りたいと思うようになりました。このことが、真の自分によって現代的なアプローチでビジネスを開始するきっかけとなったと思います。私たちのお客様はブランドの成長をインスタグラムを通して始めから見ているはずです。
どんなスタイルから刺激を受けますか？
多くの現代ロックスターに刺激を受けています。ロックンロールは音楽というよりも精神的なものだと思っています。それぞれの分野で自分の夢を持って、真の姿で生きている人たちを見るととても刺激になります。
AMIRIはロックンロール美学が強く、以前と比較するとより生々しくざらついた印象を受けます。こういった新鮮なアピールがブランドの魅力を高めていることについてどう思いますか？
私はLAとロックンロールスタイルを、独自のユニークな視点から捉えています。LAの精神や自由と、そのサブカルチャーは多くのデザイナーに影響を与えたと思いますが、私たちは異なる方法でアプローチしています。私はラグジュアリーファッション界とは少し違う、LAのロックスターとスケーターたちに囲まれて育ちました。カリフォルニアに深く根付く私のルーツと、ラグジュアリーファッションに対する情熱が私のビジョンを物語っていると思います。私のストーリーは世界中の多くの人々が共感できると思っています。
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Portrait of Mike by Jiro.
A special thank you to Mike Amiri.
