ヘイリー ハッセルホフ

ショービジネス界にとても深いつながりがある家庭のご出身ですが、このことはどれくらい、また、どのようにあなたのプラスあるいはマイナスになったのでしょうか？
私は幼くしてアートを愛する事を知り、一生懸命努力さえすれば、どんな事だって遠すぎる夢で終わりはしないのだと激励されてきたの、とてもありがたく思ってるわ。ベイウォッチ（BAYWATCH 訳注：アメリカのテレビドラマ）のセットに囲まれて大きくなって、大好きな事をしている人々に囲まれた場所にいる意義がわかった。
この業界につながりのある家庭で育つ事はちょっとだけドアを早く開けるのに役立つだろうけれど、もし情熱、努力、愛や物事に対して自分なりのアプローチを持ち合わせていなければ、ドアは固くそして速く閉まってしまうでしょうね。

いつそしてなぜファション業界に足を踏み入れようと思ったのですか？
ファッションは私にとって常に自分自身を表現する手段だった、そして私が自信を必要とした時にその自信を持たせてくれたの。私は14歳でプラスサイズモデルとして仕事を始めたんだけれど、初日からこの仕事へ恋に落ちたの。この仕事はある種、演じるという事だったからよ。ブランドと、そのブランドが表している事を代弁する理想的な女性になりきるの。若くしてこの業界に身を置いた事で私は形やサイズに関わらず美しさとは存在するのだと理解できたわ。

カーヴィモデルであることは、他の女性の模範であるという事をあなたに意識させていますか？
自分自身が他の女性の模範であるのは認識してる。自分自身が誰であるかを失わず自身のモラルから離れないように気がけているわ。いつも愛とポジティブさを示せるように努めているの。他の人が自分自身の道を見つられるような刺激を与えられたらいい、それだけが私に望める事。これをあえて言うのは、私が伝えたい事とそうでない事をわかってほしいから。一人の女性は隣にいる女性と同じくらい強くて刺激的なの、女性がみな自分自身の声を見つけて欲しいと思う。

一般的に、仕事の何が好きで何が嫌いですか、何にテンションが上がって、何に下がりますか？
まずは、いつだって私の仕事で気分を上げてくれる事の方がその反対を上回ってきたと言えるわ。こんなにたくさんの刺激的な人々と一緒に働ける事、私が情熱を傾ける様々なジャンルで創作ができる事、世界中を旅できる事は本当に素晴らしい。仕事で一番つらいのは家族の大事な瞬間に立ち会えない事。オフの時はいつも、家に帰って大好きな人たちと一緒に過ごして、失われた時を埋め合わせるようにしているわ。

ここ数年で手に入れたスタイルの秘訣はありますか？
スタイリングの一番のコツは、サイズがきちんとあった下着を着ける事。ちゃんとフィットするブラを着けるのはとっても大事、姿勢を良くしてくれるし、服がどれだけにあなたに合っているかを瞬時にわからせてくれる。サイズに関係なくみんなに補正下着を推奨するわ。私が補正下着を使うのは自身をスリムに見せるためではなくて、その上に纏う服のために身体を整えるためよ。きちんとあなたに合った下着を着けている時、その上に着る服がどんなに違って見えるか、きっとわかるわよ。

ワードローブの中でマストハブな一点とは？
仕立てのいいテーラードスーツ。着てるとすごくセクシーに感じさせてくれて、昼も夜も使えるツーピーススーツがあるの。

イタリアでは休暇をお過ごしですね、何が一番気に入りましたか？
イタリアの人はいつもとっても親切で、活気に満ちてる。一番大好きなのは食事を大切にしている点でイベント時にどう食事が供されているかね。イタリアにいる時は、ホームメイドの料理と素晴らしいワインと楽しい会話があって、ディナーにゆっくり時間をかけて、これが最高。

この先のプランは？
未来の予定は、いつだって自分自身を良くしようとし続ける事、なるだけ多くを学ぶ事。もうすぐ、プラスサイズの3ブランドとのシューティングがあってイギリスへ出発するところなの。私のプラスサイズモデルとしての道が続いて、一緒に仕事をする全てのブランドで私自身のベストバージョンになれることを望むわ。

本インタビューは編集により短縮されています。
Photographer: Raffaele Grosso
Hair & Makeup: Giovanna Fucciolo
Location: Villa Cora
Special thanks to Hayley Hasselhoff