「少女時代」のメンバーとして活躍していた初期の頃から、ソロ歌手、女優としての活動、そして起業家としての成功まで、その才能と揺るぎない決意で世界中のファンを魅了してきたジェシカ。
自身のブランドの開発や多くの人に影響を与えるファッションデザイナーとしての活動など、ファッション業界と密接に関わり続けています。
ミケランジェロ広場で開催されたイベント”LuisaViaRoma x British Vogue Fashion Icons Show”に参加するためにフィレンツェを訪れたジェシカへ、最近の活動、ファッション、自身の創造性を刺激するものなどについて尋ねました。
自身のファッションスタイルについて教えてください。
ずっと色褪せないクラシックでタイムレスなスタイルは、私にとってとても大切です。私が10年前に着ていた服を今見ても、10年後も着ているだろうなと感じます。これまで選んできた服やルックに今も違和感はありません。
ファッションデザイナーとして、どのようなアプローチでスタイリングを考えていますか?
レッドカーペット、イベント、テレビ番組から日常生活まで、私には数多くのスタイリングの機会が与えられます。この機会をクリエイティブにアプローチすることで、私自身の個性やキャラクターを人々に伝えることができると思っています。
数多くの異なるイベントに参加していると思いますが、どのようにアウトフィットを選んでいますか?
嬉しいことに私はさまざまな衣装を着たり、ブランドやデザイナーとコラボレーションしたりする機会に恵まれています。TPO (時間、場所、オケージョン) を考え、全体のバランスを考えながらプロフェッショナルな視点で適切かどうかを判断することが大切です。私は自然なスタイリングを心がけています。「頑張りすぎる」と違和感が勝ってしまうように思います。
移動や海外への出張が多いと思いますが、旅のワードローブの基本となる、23春夏シーズンの3つのマストハブアイテムを教えてください。
履き心地のいい快適なシューズ、お気に入りのジーンズ、そしてカーディガンです。最近はエアコンが効きすぎている場所が多く、カーディガンやセーターがないと寒すぎます。移動時は快適さを重視しますが、私は歩いたり探索したりするのが好きなので、快適なシューズとジーンズはマストハブです。
ソーシャルメディア上でフォロワーたちとどのようにつながり、ファッションを共有していますか?自身の個性を大切にしながら時代のトレンドも取り入れるために、どのようにバランスを取っているのかも教えて下さい。
人々はソーシャルメディアの世界でとても直感的なので、私はできる限り誠実でリアルな姿を見てもらうよう心がけています。私の場合は投稿する内容にこだわりを持っていて、それが人々に伝わり、私をフォローしてくれている理由になっていると思います。仕事以外で着る服やアウトフィットを見て楽しんでくれています。リアルでピュアであることが大切です。
新しい何かにチャレンジしたり、時代のトレンドを取り入れたりすることにも目を向けますが、自分の個性を理解しそれを崩さないことが大切です。それが一人ひとりのキャラクターをつくり、ジェシカという私をつくりあげています。私にとってファッションは楽しむということです。