いつもとちょっと違う今年のホリデーシーズン。お菓子作りに挑戦したり、友だちに勧められた映画を観たり、読書にふけってみたり。 日々のペースを少しスローダウンしてみると、違う形の美しさを発見することができるかもしれません。
今回の特集ではLVRのミューズの1人、Alizée Gamberiniにインタビューを行いました。パリのシックな雰囲気を自然と醸し出すAlizée。スタイリッシュな彼女の日々は、Instagramでも垣間見ることができます。自宅のお気に入りスペースや好きな音楽、これまでの経験が自分をどう変えたのか、などを語ってくれたAlizée Gamberiniのインタビューをご覧ください。
現在はどこにいるのですか?
現在はパリにいます。仕事で大好きなこの街に住んで3年になりますが、私はもともと南フランス出身なんです。家族全員が南フランスにいるので、パリに移住することは簡単なことではありませんでした。地元に残る可能性もありましたが、仕事もボーイフレンドも含めて、今私の人生はパリにあります。
自宅の中でお気に入りのスペースはありますか?
お気に入りスペースは間違いなく私のダブルリビングルームです。私は家具や雑貨をすごく慎重に選んでいくタイプなので、実はまだ完全に家のインテリアが完成していないんです。椅子やベンチ、ポスター用のフレーム、本棚など、まだまだたくさん必要なものがあります。自分が落ち着ける場所を時間をかけて創ることは大切だと思っています。特に今年はそう感じました。家という場所は、自分らしくいられる快適さを感じる空間でなければなりません。私はリビングルームで音楽をかけて踊ったり、本を読んだりソファの上で考え事をしたりすることが好きです。ダイニングテーブルで仕事をすることも大好きです。
可能であれば今どこにいたいですか?
可能であれば今すぐにでも旅に出たいです。今行きたいと思う場所はブラジルです。最後にブラジルに行ったのは2019年の11月でしたが、この国が私の人生を変えました。理由は分かりませんが、ブラジルからパリに戻ったとき、まるで魔法にかかったように私はすごく幸せで自由だと感じていました。
今聴いている音楽を教えて下さい。
この機会に”Dressing at home with Alizée in music”というタイトルの、ちょっとしたプレイリストを作成してみました。
Harry Hudson – Just Slide
Khruangbin – Four of Five
Laura Branigan – Self Control
Miley Cyrus, Dua Lipa – Prisoner
Sean Nicholas Savage, Better Person – Moonlight Lady
Blood Orange – Champagne Coast
Yung Lean – Divine Madness
Pional – A New Dawn
Lebanon Hanover – Angel Face
BFRND – Sunglasses At Night
ロックダウン中の必需品トップ10は?
チーズ&パン
コーヒー
クールなボーイフレンド
Netflix
スタイリッシュなライトグレーのスウェットパンツ
フランシス・ベーコンの伝記
自宅撮影用の35mmフィルム
エスティローダーのナイトリペアセラム
ココナッツオイル
心地よい音楽
今の状況が収束したら最初に何をしたいですか?
新しい旅の計画を立てると思います。旅は自分が幸せを感じるためにとても大事なことなんです。私は旅が大好きで、同じ場所に長く滞在することに慣れていません。今年はロサンゼルスやソウル、東京に行きたいと考えていました。
今インスピレーションを受けているものはありますか?
正直なところ、私はすべてのものに刺激を受けています。夢を持っている時は、どんなこともインスピレーションになります。うまく説明できませんが、何かを考えているだけでシナリオ全体が頭に浮かび、あっという間にアイデアが舞い降りてきます。
私が最後に保存しておいたインスピレーションは下のイメージです。
今年のこの経験を通して何か変化はありましたか?
この経験を通して、何が本当に私を幸せにしてくれるのかが理解できたと思います。私はこれまで、自分にとって自由がどれほど大切なのかということに気付いていませんでした。自分が公民権が保証されている国に生まれたことを、とても幸運だと今感じています。この数カ月間で私の人生は一変しましたが、この状況を受け入れることはそう簡単なことではありませんでした。今後は以前にもまして人生をもっと楽しみ、人生における優先順位を正確に選択していこうと思います。これまでも何においても当たり前だと考えていたことはありませんでしたが、これからは今まで以上に、すべてのことに対して「これは当たり前」と考えることはないでしょう。この状況下において私は弱いんだと感じることがありますが、一方で、力強く私の夢を追いかける準備もできています。
外出規制中はどのような日々を過ごしていますか?
外出規制中のパリでは毎朝8:00に目覚めて、9:00までベッドでスマホを見ながらリラックスしています。それからコーヒーを2~3杯飲んで少し掃除をして、アロマキャンドルを灯します。そして窓を開けて新鮮な空気を部屋に入れてテンションを上げます。その後メールをチェックしてから、自分の仕事に取りかかります。ご飯は自分だけでなく姉のためにも料理を準備しています。ロックダウンや外出規制の間おいしい料理を学んだので、それを実践しながら楽しんでいます。今は外に1時間以上出ることが許されておらず、また自宅から1km以上離れることができません。フランスの冬は午後5:00には日が沈みますが、疲れていなければ、近所の通りを少し散歩しています。パリでの外出規制は私にとって簡単なことではありません。きついと感じることも多々ありますが、それでもこの状況が収束することを願いながらポジティブに考えています。
家で仕事する時のお気に入りルックは?
A special thank you to Alizée Gamberini.
Photographer: Maeva Gamberini @maevagamberini