ルイーザヴィアローマの90周年を祝し、長年のパートナーである建築家のClaudio Nardi(クラウディオ ナルディ)が‘Good Vibrations’をテーマにLuisaViaRomaフィレンツェ本店をリニューアルしました。
このインスタレーションでナルディは黒と白を基調に金色の光を織り交ぜつつ、幾何学的な質感や形を用いて都会的な雰囲気を作り上げています。
伝統建築やアートからの着想や1900年代以降のクラフツマンシップが絡み合い一体となった万華鏡のような空間。ここには建築家のカルロ スカルパやジオ ポンティをはじめとする現代建築の巨匠達へのトリビュートも込められています。
インスタレーション構成要素の一例:
- 本棚、クロージングラック、Alessandro Bini製の幾何学デザインファブリックを使ったプーフ: いずれもクラウディオ ナルディによるデザイン – Marioni
- 本棚 ‘Marienne’、ランプ ‘Sfoglia’ – Mingardo
- アームチェア ‘Joan’、テーブル ‘Tyron’ – Marioni
- ミラーペンダントランプ – Tom Dixon
- コンソールテーブル ‘Marty’ – Visionnaire
- テーブルコレクションAntitesiから ‘Thais’、 ‘Aston’、ラウンジチェア ‘Aplomb’、アームチェア ‘Aplomb’ – Ivano Redaelli
- テーブル ‘Brass 43’ – Gervasoni
- ホワイトベルベットカーテン – 提供 Alessandro Bini
- クラウディオ ナルディによるデザインの幾何学デザインカーペット – 提供 Besana Carpet Labs
- クラウディオ ナルディによるデザインの幾何学デザインウォールカバー – 提供 PWS
クラウディオ ナルディが初めてルイーザヴィアローマのプロジェクトを手がけたのは1984年、それ以降、時に店内を大胆に変化させ、時にシンプルさを追求しつつ、さまざまなアプローチ方法で絶えず変化しながらいくつものストーリーを語ってきました。
初回のインスタレーションから常に発想の根底にあったのは時を超越し変化し続ける空間、時代を感じさせながらも未来を描くような空間を作り上げる事です。
例えば、2008年に彼が手がけたインスタレーションは抽象的でニュートラルなものでした。質感や色、調度品を重ね合わせる事によって異なる雰囲気や感情を表現できるという特徴を持ち、店内はさながら劇場のようでした。
今回のプロジェクトではデザインや構成要素がより一層簡素化され、無限の解釈が可能な空間に仕上がっています。
Photographer: Francesco Bolis
Special thanks to Adele Interiors Design, Salci Arreda, and Atrezzo Mannequins