オーガニックフードとくつろぎの空間をルイーザヴィアローマのオアシスで
イタリア・フィレンツェのルイーザヴィアローマ本店内にオープンしたテラスLa Terrazza by floret(ラ テラッツァ バイ フロレット)。
カフェ、レストラン、ジュースバー、コワーキングスペースと様々なシーンで利用できるのが魅力です。Floret(フロレット)を取り仕切るのはマウリツィオとタマラのカップル。タマラにお店の紹介をお願いしました。
フロレットをオープンしようと思ったきっかけは?
マウリツィオと私は出会った頃から食べ物への情熱を共有していました。彼は飲食業界で15年経験があって、私は食べる事が大好きで…私の家族はディナーパーティを頻繁に開いていたんです。二人で一緒に何かやりたいと長い間夢見てきました。
なぜフィレンツェを選んだのですか?
私達が出会ったのがフィレンツェで、今ホームと呼んでいる場所だからです。丁寧に作られた美味しいオーガニックフードがあって、心も身体もリラックスして家のようにくつろいでもらえるオアシスのような空間を街中につくりたかったんです。単なるレストランにとどまらず、興味がわく事を見つけてもらえるライフスタイルが提案できる場所…
フロレットとは何かを一言では表現できないんだけど、変わり続けているライフスタイルであり、意識することであり、ある瞬間かな。
どんな仕事だってそう、簡単ではない。でも、食べ物と愛という最高の要素に関わりながら働けるのは私達にとって世界一素晴らしい。
ルイーザヴィアローマ内のテラスに店を開けようと思った理由は?
フィレンツェで理想のロケーションを見つけるのには時間がかかりました。ルイーザヴィアローマは条件にぴったり、常に流行最先端の場所にあって、家族経営である点も私達にとってはプラスに評価できる点でした。そしてこのテラス、まさに理想的だったんです。こういったスタイルの料理やライフスタイルを好まれる世界中のお客様に訪れてもらえる場所にしたかった。世界的に見ればコンセプトストア内にレストランを構えることは珍しい事ではありません、このアイディアをフィレンツェでもやってみようと思ったんです。
食べ物に話を変えましょう、メニューにはアサイーボウルがあるかと思えばイタリアの郷土料理であるパッパ アルポモドーロもありますね。メニューのコンセプトや、方向性の違うものを同時に提供しようと思った理由を教えてください。
家を思わせるような空間を作りたかったんです、誰にでも選択肢を持ってもらえるようなメニュー構成を選びました。例えば、アサイー、キアプディン、アヴォカドのポーチドエッグ乗せ、スーパーフードサラダにローケーキといったメニューがあるかと思えばホームメードパスタやチーズの盛り合わせも。職人と呼ばれる人たちが手がけた一品やオーガニックフード、挙げればきりがありません。私達のメニューは融合する文化に着想を得たもので、上質のオーガニック素材を使っています。ドイツ、オーストラリア、フィジー、ブラジルと世界中から本当にいい素材だけを取り寄せ、ここだけでしか味わえない体験をお客様に提供したいと思っています。
素材の旬に合わせてメニューを変えます。変わらないもの?愛のこもった創造性かな。
見た目にも美しいカクテルも提供されていますね。こちらにもスーパーフードが使われているのですか?
当店のカクテルはコールドプレスジュース、天然由来のビターズ、手作りのシロップをミックスしたものです。マウリツィオが新作の開発にも取り組んでいます。私のおすすめはSeaside Stories、スパイス入りのラム、コニャック、オーガニックパイナップルシュラブ、100%天然のココナッツウォーターを使ったものです。
コールドプレスジュースをメニューに取り入れようと思ったのはなぜでしょう?他のジュースと何が違うのですか?
何かが足りないと気づいた時って、ひらめきますよね。フィレンツェではまだコールドプレスジュースが普及していない事がきっかけになりました。
コールドプレスジュースとスムージーはビタミンなどの栄養素を壊すことなく保持できる最先端の機械で作っています。500mlのコールドプレスジュースを作るのに2kgの果物や野菜が必要なんです、すごい量でしょう?ジュースは酸化されることなく、栄養素を保ったままの状態で抽出されます。メニューにはジュースクレンズもありますよ。
ジュースクレンズまで…
そうなんです、ご存知の通り、私達は様々なものに汚染されてしまっています。私達が口にするものの大半には毒素や残留農薬、ホルモンが含まれている。だから、短期間の断食を通してリセットしながら自分の身体の声に耳を傾けてみることが必要なんです。当店のオーガニックコールドプレスジュースはデトックス向けにも作っています。
ロゴにキリンを選んだ理由は?
エレガントで、背が高く、遠くまで見渡せる、もしかしたら未来だって…フィレンツェに新しいものをもたらしたいという意味を込めています。
フロレットの今後は?
色々とイベントを企画しています。プライベートヨガセッションだったり、夏にはオリジナルのジェラートも出したいし(もちろんコールドプレスジュースを使って)、罪悪感なく食べられるジェラートがあったら嬉しいでしょう?テイクアウェイのシステムやレストラン内にオーガニックのミニマーケットの導入も検討しています。いっぱいありますよ!
スーパーフードを扱う他の店舗との差別化はどのように図っていくつもりですか?
El Buhoの “Manana Tepotzlan”という曲を聴いてみてください。雰囲気なんです。フロレットは人や物が集まる場所、単なるレストランではなく体験ができる場所にしていきたいです。
Artisan Kitchen & Bar open daily on the terrace of LuisaViaRoma.
Via Roma 19/21R, 50123 Florence
Monday – Saturday: 10:30 – 19:30
Sunday: 11:30 – 19:30
+39 055 2959 24
www.floret-bar.com
info@floretbar.com
Instagram: floret_bar